1938年

アメリカ、オハイオ州で誕生。

 

1963年

仕事の精神的重圧に耐えきれず、広告会社を経営していた父親が自殺、テッド・ターナーは家業の屋外広告業を受け継ぐ。

 

その後、5年間事業拡大のために努力し、屋外広告の数で全米第五位にまで押し上げることに成功。

 

1968年

新しい広告媒体として電波を活用することを思いつき、ラジオ局を買収。

 

1970年

倒産寸前のテレビ局を買収。

 気晴らし専門のテレビ局をテーマにコメディや昔の映画の再放送を放送。

 報道番組には力を入れなかった。

 

1970年代半ば

テレビ局で一つの拠点から全国各地信号を中継できる衛星放送が普及。

 

1976年

衛星放送をスタートさせ、衛星経由でアメリカのケーブルテレビ網に電波を送信。

スポーツ中継枠を増やし、テレビ局がある場所の地元の野球チームの試合を主に放送。

 

1980年

CNN(ニュース専門放送局)を立ち上げる。

ニュースはすでに起きた事件の要約を放送するという当時の既成概念を覆し、生放送などで今起きている事件を映し出すことに力を入れる。

 

1981年

他社に対抗するためにニュースのダイジェスト版の放送を開始。

 

1986年

映画資産を手に入れ放映するためにハリウッドの名門スタジオMGMエンターテイメント社を買収。

 

1989年

天安門事件、ベルリンの壁崩壊、米国のパナマへの軍事侵攻などをリアルタイムで報道し、CNNは世界の注目を浴び、湾岸戦争の際にフセインがイラクの外交交渉の代替手段としてCNNを利用するなどCNNは国際情勢に大きな影響を与える。

 

1993年

CNNなどターナーのケーブルテレビ局・エンターテインメントビジネスを統括する事業持株会社ターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS)とニューラインシネマ(映画会社)が合併。

 

1996年

TBSがタイム・ワーナー社(総合メディア会社)と合併。

これによってTBSがタイム・ワーナー社の傘下に入り、ターナーは副会長に就任し、同社のケーブルネットワーク部門の責任者となる。

 

1997年

慈善活動に力を入れる。1997年には国連に10億ドル寄付。

 

2001年

タイムワーナーとAOL(大手インターネットサービス会社)との合併が認められ、AOLタイムワーナーが誕生。同社の副会長に就任。

 

2003年

副会長を辞任。

 

2006年

取締役を辞任。

 


 参考文献

「アメリカン・ドリームの軌跡」HW・ブランズ著 英治出版

参考URL

http://diamond.jp/articles/-/3613